金を買取店で売却して売却損が出た場合の取り扱いは?

相続で得た金を買取に出すとプラスになるというイメージの方が先行していますが、実は売ることでマイナスになることも当然あります。

このことを「売却損」と呼ぶのですが、売却損が出たときの税金はどうなるのでしょうか?申告は必要なのでしょうか?

金を買取に出して残念ながら損失が出てしまった場合、その損失した分は控除分として使うことができます。

これは所得区分によって異なるのですが、譲渡所得の場合は損益通算可能です。

(同年発生した分のみ。

譲渡所得以外の損益通算は不可)たとえば、金による損失が50万円で、株での利益が130万円ある場合、譲渡益は130万円-50万円=80万円となります。

控除が50万円あるため、課税対象額は80万円-50万円=30万円ということになります。

雑所得の場合も、雑所得内であれば損益通算ができます。

サラリーマンの場合、給与が2,000万円かつその他の所得が20万円以下の場合に限り、確定申告をしなくてもOKです。

なお、事業所得の場合は、譲渡所得や雑所得とは異なり、他の所得と損益通算できます。

しかも、損益通算をしても損失が残った場合、翌年から3年間所得から控除することが可能です。

また、前年分へ繰り戻し還付をすることもできます。

ただし、この扱いが可能になるのは、白色申告ではなく、青色申告をした場合に限定されます。

多くの人の場合、譲渡所得として取り扱うことになると思います。

「売却損=同じ所得内で損益通算OK」と覚えておけばまず安心でしょう。